スズキ、VWと提携解消へ 国際仲裁裁判所が決定


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国際仲裁裁判所がフォルクスワーゲンとの提携解消を認める決定を出し、記者会見するスズキの鈴木修会長。左は鈴木俊宏社長=30日午後、東京都内のホテル

 スズキは30日、国際商業会議所(ICC)国際仲裁裁判所が29日に同社とドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)との資本・業務提携解消を認める決定を出したと発表した。スズキはVWが保有する全てのスズキ株を市場価格で買い戻し、自社株として保有する。28日の終値で計算すると、買い戻し額は4600億円程度となる見通しだ。

 スズキは2009年12月にVWとの提携を発表したが、経営方針をめぐって意見が対立したことから提携解消を決め、11年11月にスズキ株の返還を求めて国際仲裁裁判所に仲裁を申し立てた。
(共同通信)