沖縄物産 私たちが太鼓判 「青山ゆんたく女子会」結成


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3日のOKINAWAナイトに向け、試食をする「青山ゆんたく女子会」のメンバーら=渋谷区

 【東京】首都圏在住の県出身女性たちが、自身で選んだ沖縄物産を東京での販路につなげようと、このほど「青山ゆんたく女子会」を結成した。

産地に赴いて栽培、製造方法などを確認してお薦め商品を認証し、販路を開拓する。初のイベントとして県産食材の料理と物産を販売する「OKINAWAナイト」を3日、千代田区神田で開く。
 メンバーは物産販売業の近藤ゆうなさん、調香師の谷口幸子さん、不動産業の金田静江さん、調理師の大城晃子さんら。40~60代で、上京して20年以上か沖縄2世だ。
 東京でも県産品の流通は進むが「玉石混交で本当に良い物が消費者に伝わっていない」と不満を持っていたメンバーが「おいしくて体に良い物を選んで東京でPRしたい」と昨年から活動を始めた。
 最初の商品は与那国島の島トウガラシを使った調味料「おこりんぼ」。メンバーが与那国島で原料や製造過程を見て、お薦め商品に決めた。
 石垣米として販売されていた与那国産ひとめぼれは与那国米と名称を付けて売り出し、8月から新米が渋谷区の米店で販売されている。イベントではラフテーや手作りジーマーミ豆腐、モズク、サトウキビご飯などメンバーが監修した料理を振る舞う。「イベントや販路開拓を通して、沖縄の良い物を伝えたい」と張り切っている。問い合わせはフネ(電話)03(5259)8051。