日銀が2日発表した8月のマネタリーベース(資金供給残高)によると、世の中に出回るお金の量は8月末時点で前年同月比34・5%増の327兆4457億円となり、13カ月連続で過去最高を更新した。
内訳を見ると、金融機関が日銀にお金を預けている当座預金の残高は52・2%増の231兆4264億円だった。紙幣は5・2%増の91兆3873億円、硬貨が0・6%増の4兆6320億円となった。
日銀が2%の物価上昇を目標に大規模な金融緩和を実施していることが影響し、マネタリーベースの増加が続いている。
(共同通信)