地方創生、沖縄で調査 経済同友会、あすまで県内視察


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ANACargo(カーゴ)の岡田晃社長(手前右)から国際貨物事業の説明を受ける経済同友会の小林喜光代表幹事(手前右から2人目)=2日午前11時30分、那覇空港貨物ターミナル

 経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)ら幹部14人が2日午前、沖縄経済視察で来県した。3日までの1泊2日の日程で、地方創生や国家戦略特区制度、観光振興など沖縄の経済活性化の取り組みを調査する。那覇空港に到着した一行は貨物ターミナルで、全日本空輸(ANA)が那覇空港を拠点(ハブ)に展開する国際航空物流について説明を受けた。

貨物ターミナル視察では、同友会の副代表幹事でもある伊東信一郎ANAホールディングス会長が「アジアの成長につれて増える貨物流動をどうやってビジネスにつなげるかを議論し、沖縄に貨物ハブをつくることを決断した」と説明した。ヤマト運輸のクール宅急便と連携して、沖縄を経由して日本各地の農水産物をアジアへ輸出していく最速輸送の展開を紹介したANACargo(カーゴ)の岡田晃社長は「沖縄の物流拠点を中心に、わが国の国際競争力の強化を目指したい」と述べた。
 視察団は2日午後には翁長雄志知事や沖縄経済同友会との意見交換会を行う。
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