FRB「米経済大半で拡大続く」 中国減速の影響も


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 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は2日公表した景況報告(ベージュブック)で、7月から8月中旬にかけての米経済は「大半の地域や分野で拡大した」と指摘した。一部の産業や職種で景気回復に伴う賃金上昇がみられたが、中国の景気減速の影響も一部で指摘された。

 全米12地区の連邦準備銀行からの報告をまとめたベージュブックは、16日からの連邦公開市場委員会(FOMC)が金融政策を決める際の討議資料。米景気は拡大が続いているが、中国に端を発した金融市場の混乱がどこまで実体経済に広がるか不透明な中で、FRBは利上げするかどうか難しい判断を迫られそうだ。
(共同通信)