パソコン技能競技 名護商工高校、全国3位


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
全国パソコン技能競技大会の情報処理技能競技の部で3位入賞した名護商工高校の生徒ら。眞喜屋広君(前列中央)と上地樹里さん(同右)は正確賞も受賞=1日、名護市の同校

 【名護】第29回全国パソコン技能競技大会(8月9日、名古屋市)で県代表として出場した名護商工高校が、情報処理技能競技の部で団体3位に入賞した。同校の入賞は初めて。

加えて100点満点者のみに与えられる正確賞を眞喜屋広君(商業科3年)と上地樹里さん(同1年)が受賞。1日、同校の朝の集会で比嘉淳校長が全校生徒に報告した。受賞した生徒は「緊張することなく、自分たちの持っている力を出し切ることができた」と振り返り、喜びを表した。
 大会には同校プログラミング部の4生徒が参加した。眞喜屋君、上地さんのほか、山村龍聖君(総合情報科3年)と上地さんの姉、瑞香さん(商業科3年)で、大会では速さや正確さなどそれぞれが特徴を発揮できたという。
 部長の眞喜屋君は「昨年も出場したが、参加賞が精いっぱいだった。今回は日ごろから大会への意識を持ち練習し、大会直前は復習を念入りに繰り返した。本番でも丁寧さを忘れずに臨めた」と話し、エースの山村君は「順位を呼ばれた時は正直、驚いた。高校最終学年でいい思い出ができた」と笑顔を見せた。
 上地さん姉妹も「受賞できると思わなかった」と振り返りながらも好成績に満足げ。姉の瑞香さんは「初歩的なミスがあり、反省もあったが、受賞できてよかった」とし、妹の樹里さんは「最終問題まで解けるのか正直不安もあった。3位はうれしい」と話した。
 指導に当たった顧問の新垣了教諭は「昨年の大会では全国レベルを実感した。入賞を目指し1年かけて練習してきた。全国で勝負できる力を備えた生徒らが、その実力を発揮してくれた」と生徒らをたたえた。
 初の入賞に比嘉校長は「日ごろの練習の成果が出た。努力を怠らなければ、必ず夢はかなうということを示してくれた。後輩も大きな励みになる」と話した。