文化庁が日展後援を復活 不正審査後の改革受け


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 文化庁は3日までに、2013年に不正審査問題が発覚した公募展「日展」について、10月に始まる本年度の展覧会を後援することを決めた。

 文化庁によると、8月に日展から申請を受け、同月に許可した。「文部科学大臣賞」の名義の使用も認めたという。「外部の審査員を入れるなどして、改革がきちんと進んでいると判断した」と理由を説明している。
 日展は問題発覚後、13年度は後援申請を取り下げ、昨年度は申請を見送っていた。
 また同庁は日本芸術院に対し、日展の審査員経験者を新会員の候補から外すよう要望してきたが、本年度は外さなくていいと連絡したという。
(共同通信)