日中案、採用しない考え インドネシアの高速鉄道


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 【ジャカルタ共同】インドネシアのナスティオン調整相(経済)は3日夜、日本と中国が受注を競うジャワ島の高速鉄道計画について「ジョコ大統領は、高速鉄道は必要ないと判断した」と述べ、両国の事業案とも採用しない考えを示した。ジョコ氏と電話で協議後、記者団に明らかにした。

 ジョコ大統領は3日夕、記者団に「高速鉄道整備は必要だ」と述べており、短時間で方針を一転させたことになる。ジョコ氏は、判断を変えた理由を明確に説明していない。
 ナスティオン氏は、日中が事業化調査を行った首都ジャカルタからバンドンまでの区間約150キロでは、高速鉄道の性能を生かし切れないと指摘。
(共同通信)