九電、純損益5年ぶり黒字へ 川内1号機の再稼働寄与


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 九州電力は4日、2015年9月中間連結決算の純損益が450億円の黒字になる見通しだと発表した。純損益の黒字は5年ぶり。川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働などが寄与して前年同期の359億円の赤字から大幅に改善した。

 瓜生道明社長はこの日、川内1号機の再稼働後、初めて記者会見し「東京電力福島第1原発のような事故を起こさないため、安全対策に万全を期してきた」と強調。川内1、2号機に加え、玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)が再稼働した場合、料金の本格値下げについて「財務状況を勘案し、総合的に判断する必要がある」と述べた。
(共同通信)