ピーチ、仁川便就航 那覇―韓国、国内航空初の定期便


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仁川便で沖縄を訪れた乗客を歓迎するピーチ・アビエーションや沖縄コンベンションビューロの関係者ら=4日午後6時50分ごろ、那覇空港LCCターミナル

 韓国・仁川と那覇空港を結ぶピーチ・アビエーションの定期路線が4日、運航を開始した。同日午後6時すぎには、乗客180人を乗せた第1便が那覇空港に到着した。国内の航空会社が那覇と韓国を結ぶ定期便を就航させるのは初めて。LCCターミナルには沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の平良朝敬会長らが横断幕を掲げて乗客を歓迎した。

 仁川便は毎日、那覇との間を1往復する。使用機材はエアバスA320で、座席数は180席。同社が関西空港に次ぐ「第2の拠点」と位置付ける那覇空港発着の路線は、関西、台北、福岡、香港線に続き5路線目となる。海外路線では3路線目。
 仁川便で那覇空港に来たピーチの井上慎一最高経営責任者(CEO)は式典で「念願の韓国路線開設をうれしく思う。仁川便は好調なインバウンド(外国人旅行客)需要を増加させるブースターになる。観光客1千万人という沖縄県の目標が実現できるよう少しでも貢献したい」と話した。