沖縄の旅、7年連続満足度1位 じゃらん2015調査


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 リクルートライフスタイル(東京)が運営する国内旅行に関する調査研究機関じゃらんリサーチセンターは7日までに、「じゃらん宿泊旅行調査2015」を発表した。旅行先に対する総合的な満足度で沖縄県が7年連続1位となった。魅力度ランキング8項目のうち5項目で沖縄が1位となった。また、14年度に沖縄を訪れた国内宿泊旅行者の旅行費用は大人1人当たり10万2500円となり、全国で唯一、10万円を超えた。全国平均は4万9200円。

 調査はインターネットを通じて、昨年4月からことし3月末にかけて、全国1万5474人の国内宿泊旅行者(出張、帰省、修学旅行は除く)から回答を得た。調査は04年度に始まり、今回で11回目。
 今回、沖縄県が魅力度ランキングで1位となったのは「地元の人にホスピタリティーを感じた」のほか、「魅力的な宿泊施設が多かった」「大人が楽しめるスポットや施設・体験が多かった」「魅力のある特産品や土産物が多かった」「現地で良い観光情報を入手できた」の5項目。残る3項目でも上位5位に入った。今後の来訪意向も北海道に続き2位となった。
 同リサーチセンターによると、14年度に出張や帰省、修学旅行を除き、レジャー目的で沖縄を訪れた国内観光客数は延べ515万人で、全国10位となった。トップ10入りは、同社が調査を始めた03年度以降で初めて。リピーター率は69%で、パック旅行と比べて個人旅行が多く、全体の約7割を占めた。
 宿泊旅行の形態では、夫婦2人の旅行が最も多く24.4%、次いで小学生以下連れの家族旅行が15.9%だった。地域別では関東ブロックが39.2%と最も高く、次いで関西ブロックが16.5%だった。
 一方、日本全体の傾向として、旅行単価が上昇し、若年男性(20~34歳)の旅行実施率が13年度より大きく改善した。若年男性の延べ旅行者数は2年連続増加した。

都道府県別じゃらん宿泊旅行調査2015(単位:%)
都道府県別じゃらん宿泊旅行調査2015(単位:%)