GDP改定値1・2%減 4~6月期、上方修正


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 内閣府が8日発表した4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値は、物価変動を除く実質で前期比0・3%減、このペースが1年間続くと仮定した年率換算で1・2%減となり、速報値段階の年率1・6%減から上方修正された。マイナス成長は3四半期ぶり。

 個人消費が速報値の前期比0・8%減から0・7%減に小幅ながら上方修正されたことが反映された。ただGDP全体では、民間企業の在庫が速報値よりも積み上がり、経済の実力以上に成長率が押し上げられたことが上方修正の主な要因となっている。消費や輸出の不振で景気回復が足踏みとなっている状況に大きな変わりはない。
(共同通信)