栽監督の半生を映画化 主演はゴリさん 2016年春公開


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沖縄水産を率いて2007年に亡くなった栽弘義さんの半生を描いた映画「沖縄を変えた男(仮)」へ意気込むガレッジセールのゴリさん(中央)、岸本司監督(左から2人目)ら=8日、那覇市の県庁

 沖縄水産を率いて夏の甲子園で2度の準優勝を果たすなど県高校野球の発展に尽くした故栽弘義さん(享年65歳)の半生を描いた映画「沖縄を変えた男(仮)」(岸本司監督、2016年春公開予定)の制作記者会見が8日、県庁であった。栽さんを演じる県出身お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリさんは「激しさとユーモア、弱さなどいろいろな顔を持った栽監督をどう演じるか。プレッシャーを感じているが、これを乗り越えれば達成感を得られると思う」と意気込みを語った。

 映画の原作は12年に発刊された「沖縄を変えた男 栽弘義―高校野球に捧げた生涯」(松永多佳倫著)。野球を通して不器用ながらも、ひたむきに夢を追いかけ努力した栽さんの生涯を笑いと涙であふれる人情喜劇。甲子園で2度の準優勝を果たすまでを中心に描いている。
 脚本・監督は特撮ドラマ「ハルサーエイカー」「琉神マブヤー」で監督を務めた岸本さんが務める。岸本さんは「時に厳しい態度で部員に接しながらも、絆を深めていくことに焦点を当てた映画にしたい」と語った。
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