旅行最大手が県内進出 エクスペディア、年内にも支店開設


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 世界最大のオンライン総合旅行会社のエクスペディア(本社米国)は2015年内にも県内で支店を新設することが8日までに分かった。

これまで訪日観光客の多くは東京や大阪などを訪れてきたが、今後地方都市への訪問が予想され、近年外国人客が急増する沖縄への出店を決めた。
 11月に那覇市内で営業所を開設する旅行予約サイト「ブッキング・ドットコム」の日本法人ブッキング・ドットコム・ジャパン(東京)に続く世界大手旅行予約サイトの県内支店開設になる。
 エクスペディアは12年に、格安航空会社(LCC)のエアアジア(マレーシア)と合弁会社のエアアジアエクスペディアジャパン(AAE Japan、東京)を設立。AAE Japanはエクスペディアの日本語サイトを運営している。
 また、エクスペディアは現在航空会社約400社、世界3万都市のホテルと提携している。世界31カ国でサイトを開設しており、月間使用者は約9千万人で、年間5兆円以上の旅行予約がある。同社は現在東京と大阪に支店があり、9月末に福岡、年内に沖縄のほか、北海道にも支店を開設する予定。14年度の県内への入域観光客数は前年度比9・0%増の716万9900人で、そのうち海外客が57・2%増の98万6千人だった。