マック、19カ月ぶりプラス 8月売上高、客数減は続く


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 日本マクドナルドホールディングスは9日、8月の既存店売上高が前年同月比2・8%増となり、昨年1月以来19カ月ぶりのプラスに転じたと発表した。昨年8月は期限切れ鶏肉問題の発覚直後で売上高が大幅に減少していたため、反動が出た。客数は3・3%減と、28カ月連続のマイナスで、顧客離れには歯止めがかかっていない。

 「アボカドバーガー」など価格が高めの商品の投入が奏功し、客1人当たりの購入額が6・3%増えたのが売上高増加の理由だ。
 モスフードサービスの8月の既存店売上高は9・3%増と大きく伸びており、日本マクドナルドの業績回復に向けた足取りは鈍いといえそうだ。
(共同通信)