野菜袋詰めに挑戦 食育事業、親子26人流通体験


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小松菜の選別、袋詰めに挑戦する子どもたち=12日、読谷ファーマーズマーケットゆんた市場

 農林水産省・消費者ニーズ対応型食育活動モデル事業「野菜流通体験」(琉球新報社主催)が12日、読谷ファーマーズマーケットゆんた市場で開催された。「儀間子ども育成会」の親子26人が参加し、野菜の搬入から店頭販売まで流通の仕組みを学んだ。

 選果場では、読谷特産の野菜が紹介されたほか、県内唯一という菊の選別機を見学。一日2万本も箱詰めができる機械の動きに驚いていた。
 バックヤードでは、子どもたちが小松菜の袋詰めに挑戦した。比嘉進店長から「土や虫が付いている葉は取って」と指導を受けながら、計量器で250グラムを量って袋詰め。表示ラベルを張って店頭にきれいに並べた。
 親子5人で参加した新城佳織さん(42)は「農薬基準の厳しさを初めて聞き、日本の野菜は安心安全だと思った」と感心した様子。娘の詢青(はかせ)さん(渡慶次小6年)は「(選別機が)一瞬で菊を束ねるのがすごかった」と声を弾ませた。