日本トランスオーシャン航空(JTA)の丸川潔社長と琉球エアーコミューター(RAC)の伊礼恭社長が14日午前、県庁に翁長雄志知事を訪ね、本年度中に使用機材の更新を開始すると報告した。燃費性能が上がって航続距離が伸びるほか、客席数と貨物の搭載容量が増大する。丸川社長は「使用機材の老朽化でご迷惑もかけてきたが、ナンバーワン品質を提供できる」と輸送力の向上を説明した。
JTAはボーイング737―800を来年1月下旬に受け取り、2月上旬に1号機を路線に投入する。今後5年かけて12機を入れ替える。県内の離島路線を担うRACはボンバルディアDHC8―400を12月と来年2月に1機ずつ導入する。今後3年かけて5機を入れ替える。
翁長知事は「観光、産業の上でも離島にとってありがたい話だ。お互いに力を合わせて、県もできることに取り組んでいきたい」と歓迎した。【琉球新報電子版】