EU、難民割り当て合意できず 追加12万人、内相理事会


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 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の臨時内相理事会は14日、欧州に多数流入する難民や移民への対応策として欧州委員会が追加提案した難民12万人の受け入れを各国に割り当てる措置について合意できなかった。

 EUを中心に結ばれた「シェンゲン協定」で廃止した入国審査をドイツやオーストリアが一時復活させるなどEUの対応が揺らぐ中、28カ国は直ちに結束を示せず、危機が深まっている。
 欧州委はイタリア、ギリシャ、ハンガリーに到着する難民らの受け入れを、人口や経済力などを基に各国に割り当てる措置を提案した。しかし、ハンガリーやチェコ、スロバキア、ルーマニアが反対した。
(共同通信)