不登校者数が最多に 県内、小学生暴力は14件増


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 県内でも小学校での暴力行為が増加した。小中高生の総数は前年比24件減の743件で、中学は減少したが、小学校は102件で前年から14件増えた。小学校の内訳は対教師7件、生徒間61件、対人11件、器物破損23件で、対教師以外が前年より増えた。

中学校は計545件で前年より44件減、高校は96件で前年より6件増だった。
 県教育庁義務教育課は「全体としては依然、高水準だ。小学校の増加原因は分析できていないが、スクールソーシャルワーカーや相談員の配置拡充を検討したい」と話した。
 不登校児童数は小学校が453人、中学校が1589人で、調査結果が確認できる過去6年間で最多となった。高校は前年比96人減の1332人。高校中退者数は前年比170人減の1013人。中退率は全国1・5%に対し県内は2・2%だった。