第3回しまくとぅば県民大会(県、県議会主催)が19日、浦添市のてだこホールで開催された。約800人が参加した。沖縄芝居などを通してしまくとぅばの豊かな表現を味わい、広めていくことを確認した。18日の「危機的な状況にある言語・方言サミット沖縄大会」の参加者も見学した。
浦添市立宮城小5年の児童らは沖縄芝居「奉る」に挑戦した。主役の仲西梨香さんは「これまでしまくとぅばは『あがー』くらいだったけど、おじいちゃん、おばあちゃんと話してみたい」と笑顔を見せた。
フランス出身のセリック・ケナンさん(27)と宮古島市の長間三夫さん(60)によるコンビ「Paris番屋~」は、みゃーくふつ(宮古の言葉)で漫談を披露した。
危機言語サミットに参加した北海道大アイヌ・先住民研究センターの北原次郎太モコットゥナシ准教授は「危機にある言語が協力して中央の言葉と同等の地位が得られるよう運動を広げていけば、より大きな力になる」と話した。