高雄港のコンテナ取扱量が、2009年には世界第10位にまで下落することが予想されている。ランキングでは2000年の世界第3位から下降を続けており、海運業界では今後中国との直航が実現しても、取扱量が大幅に増える可能性はないと見ている。
業界関係者によると、1997年に中国との直航を開始することが、高雄がコンテナ港として生き残る最後の契機だった。同年、台湾政府が取ったのはオフショア・シッピングセンター設置のみ。アジア太平洋オペレーションセンター計画も失敗に終わっており、すでに機を逸しているいう見方が強い。
一方、中国のコンテナ取扱量は大幅な成長を続けており、97年には20フィートコンテナの取扱量が年間30万個だった厦門も、現在では12・3倍の401万個に成長している。
【中国時報】09年世界10位下落か 高雄港のコンテナ取扱
この記事を書いた人
琉球新報社
![Avatar photo](https://ryukyushimpo.jp/uploads/2023/09/cropped-ryuchan_maru-1-21x21.webp)