ギリシャ総選挙、与党勝利 対EU債務削減交渉へ


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ギリシャ・アテネで、支持者を前に演説する与党、急進左派連合(SYRIZA)のチプラス前首相=20日(ゲッティ=共同)

 【アテネ共同】20日実施されたギリシャ総選挙(定数300)は21日午後(日本時間同日夜)、開票作業が終わり、チプラス前首相の与党、急進左派連合(SYRIZA)が35・46%を得票し第1党となり、政権維持が確実となった。チプラス氏は、金融支援の条件として欧州連合(EU)側と合意した財政再建策の実行に乗り出す。政権基盤を固め、債務削減を求める交渉を本格化する意向だ。

 中道右派の新民主主義党(ND)は得票率28・10%で2位。選挙では経済再建のほかシリアなどからの難民・移民流入問題が争点となり移民排斥を訴える極右政党「黄金の夜明け」が同6・99%で第3党に。
(共同通信)