ADBがアジア成長予測下方修正 通貨安や資金流出で


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 【マニラ共同】アジア開発銀行(ADB、本部マニラ、中尾武彦総裁)は22日「アジア経済見通し」の改訂版を発表し、日本など一部先進国を除いた域内の成長率予測を2015年は5・8%、16年は6・0%と下方修正した。通貨安や域外への資金流出などの「向かい風」の影響を受けていると分析した。

 ことし3月の発表では、15、16年ともに6・3%と予測。7月発表の改訂版で、15年は6・1%、16年は6・2%と下方修正していたが、中国の景気減速などを受けてさらに成長が鈍ると判断した。
(共同通信)