東証、新売買システムを稼働 株価の刻み幅変更も


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 東京証券取引所の株式売買システム「アローヘッド」が導入から約5年ぶりに刷新され、24日に稼働した。コンピューターを使った取引の自動化や高速化に伴い増えている株価の急変動を抑制する機能を持たせ、投資家が思わぬ損失を被る恐れを減らす。システム更新に合わせて、一部銘柄で昨年にいったん細かくした株価の刻み幅を広げることで、投資家のニーズに応える。

 通常と同じく午前9時に取引が始まると、トラブルはなく、次々に売買が成立した。時価総額が大きい有力100銘柄のうち、株価が3千円超5千円以下の株式の刻み幅が50銭から1円に変更されるなどした。
(共同通信)