伊波氏が出馬受諾 来年の参院選「県内移設に反対」


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参院選候補者選考委員長の新里米吉県議(左)から要請書を受ける伊波洋一氏=24日午後、宜野湾市の伊波氏後援会事務所

 来年7月の任期満了に伴う参院選に向け、県政与党と経済界、労働団体などでつくる候補者選考委員会は24日午後、元宜野湾市長の伊波洋一氏(63)に出馬を正式に要請した。伊波氏は「多くの県民の支援を得ながら進んでいきたい」と述べ、出馬を受諾した。

 伊波氏は「県議選や宜野湾市長選、知事選の時も普天間飛行場の県内移設に反対する立場で出た。翁長知事を支え、県民の思いを実現する姿勢で取り組みたい」と語った。
 伊波氏は1952年生まれ、宜野湾市嘉数出身。琉球大卒。県議2期を経て2003年宜野湾市長に初当選。2期目途中の10年10月に辞職し知事選に出馬したが落選。安里猛前市長の辞職に伴う12年の市長選に再出馬したが落選した。
 来年の参院選には自民党現職の島尻安伊子氏(50)が出馬を決めている。
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