二見情話、北海道と縁つなぐ 桜太鼓、標津町の祭りに参加へ


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エイサーをサプライズで披露する桜太鼓のメンバー=10日、名護市の二見公民館

 【名護】名護市二見区と北海道の標津町とのつながりが、二見区内にある二見情話ミュージックラインをきっかけに深まっている。

お互いの地域を訪ねるなど交流を重ね、来年8月には標津町で開かれる町民祭り「水・キラリ」に名護市の桜太鼓の参加が決まった。
 10日、ミュージックラインを手掛けた篠田興業社長の篠田静男さん(62)と、妻の節子さん(61)が祭りへの参加要請で二見区を訪れると、桜太鼓のメンバーがサプライズでエイサーを披露した。
 2012年に車で通ると二見情話の曲が流れる道路「二見情話ミュージックライン」が完成。その年から開かれた二見情話大会には毎年篠田夫妻が招待されている。
 エイサーのサプライズを受けた節子さんは目に涙を浮かべながら「まさかこんなに歓迎されるとは思わなかった。うれしい」と喜んだ。静男さんは「自分の力で地域を盛り上げるという区長の姿を見て、いつも励まされている。北海道と沖縄は遠いが、二見区とは心の距離は近い」と話した。
 宜寿次聡区長は「北海道と沖縄と手を取り合ってお互い活性化していこう」と語った。