バター追加輸入実施せず、農水省 生乳生産回復で、在庫も十分


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 農林水産省は25日、不足が懸念されているバターに関し、9月時点で追加輸入は実施しないと発表した。生乳生産が回復したことに加え、主要乳業メーカーが10~12月にバターの供給量を増やす計画にしているためだ。

 業界団体のJミルク(東京)は、2015年度の生乳やバターの最新の需給見通しを公表した。生乳は前年度比0・8%増の738万8千トン。バター生産量も7・0%増の6万5900トンとなり、在庫も十分な量が確保されそうだ。
 農水省は5月、15年度にバター不足が懸念されたことから、10月末までに1万トン追加で輸入することを決定した。
(共同通信)