JT、米たばこ大手の事業買収か 6千億円で交渉


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 日本たばこ産業(JT)が米たばこ大手レイノルズ・アメリカンの一部事業を買収する交渉に入ったことが25日、分かった。レイノルズが展開するたばこ銘柄「ナチュラル・アメリカン・スピリット」などを約50億ドル(約6千億円)で取得する可能性がある。

 人口減少や喫煙率低下で国内のたばこ需要が落ち込んでいるため、海外事業を強化する狙い。
 レイノルズはことし、「ケント」などを持つ米たばこ大手ロリラードを買収して保有銘柄の再編を進めている。たばこなど主力事業の強化を急いでいるJTと思惑が一致したとみられるが、買収する事業内容の変更や、交渉が不調に終わる可能性もあるという。
(共同通信)