シャープ本社ビル188億で売却 ニトリなど2社に、正式発表


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売却することが決まったシャープ本社ビルとシャープ田辺ビル(左下)=2日、大阪市阿倍野区(共同通信社ヘリから)

 経営再建中のシャープは28日、本社機能が入る大阪市阿倍野区の2棟のビルと土地を、家具量販のニトリ(札幌市)と、NTT系の不動産会社NTT都市開発(東京)にそれぞれ売却すると発表した。売却額は計188億円。

 2016年3月に引き渡す予定だが、その後2年間は借り受けて入居を続ける。2棟には総務部門や営業部門などが入っており、大阪市内のオフィスビルや、自社の製造拠点などを候補地として移転先を探す方向だ。
 今回の売却は、経費削減のために中期経営計画で打ち出していた。諸費用などを差し引いた売却による特別利益約148億円を16年3月期連結決算に計上する。
(共同通信)