独検察がVW前会長の捜査開始 詐欺容疑で、本人は関与否定


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フォルクスワーゲンのウィンターコルン前会長(ゲッティ=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ北部ブラウンシュワイクの検察当局は28日、詐欺容疑で、フォルクスワーゲン(VW)がディーゼルエンジン車の排ガス規制を不正に逃れていた問題で辞任したウィンターコルン前会長に対し、捜査を開始したと発表した。

 当局によると、ウィンターコルン氏は排ガス規制逃れの対象車を販売し、消費者をだました疑い。同氏は23日に出した声明で「過ちを犯した認識はない」と述べ、不正への関与を否定しており、その解明が焦点となる。
 検察当局は市民らから複数の告発が寄せられたため、VW関係者への捜査を始めるかどうか検討していた。
(共同通信)