独検察がVW前会長の捜査開始 詐欺容疑、本人は関与否定


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 【ベルリン共同】ドイツ北部ブラウンシュワイクの検察当局は28日、フォルクスワーゲン(VW)がディーゼルエンジン車の排ガス規制を不正に逃れていたとして、詐欺容疑でVWのウィンターコルン前会長への捜査を始めたと発表した。同氏は23日、問題の責任を明確にしたいと、辞意を表明していた。

 DPA通信は28日、VWが排ガス規制逃れのための違法ソフトウエアの使用を2005~06年に決定していたと伝えた。当時、苦戦していた米市場でディーゼル車の売り込みに向け、排ガス浄化装置の設置を検討。しかし、コスト面で断念し、試験時にだけ浄化機能が働く違法ソフトが必要になったという。
(共同通信)