TPP、米国産コメ5万トン優遇 現行枠で配慮、日本政府が検討


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 【アトランタ共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉で、日本が米国に対し、コメに関する追加の優遇案を検討していることが28日分かった。日本が関税貿易一般協定(ガット)ウルグアイ・ラウンドで設けたコメの無関税輸入枠年77万トンのうち、5万トン程度を米国農家がよく栽培している中粒種などの品種に充てる案だ。

 すでに設定している枠内での措置とすることで、国内への流入量自体は増えないが、米国から輸入しやすくして配慮する。日本はこうした案も含めて米国との調整を進め、TPP交渉の妥結を急ぐ。
(共同通信)