8月の鉱工業生産0・5%低下 中国向け輸出が不振


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鉱工業生産指数の推移

 経済産業省が30日発表した8月の鉱工業生産指数速報(2010年=100、季節調整済み)は97・0となり、前月に比べ0・5%低下した。低下は2カ月連続。中国向けを中心に輸出が振るわなかった。中国は景気減速に加え、天津市の大規模爆発事故が影響したとみられる。

 基調判断は「生産は弱含んでいる」と、3カ月ぶりに下方修正した。前月は「生産は一進一退で推移している」だった。
 業種別に見ると、生産・業務用機械工業や電気機械工業、輸送機械工業などが低下した。中国のほか、北米や欧州についても輸出が落ち、15業種のうち10業種がマイナスとなった。
(共同通信)