東芝、不正会計の再発防止説明 臨時株主総会


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 東芝は30日、千葉市の幕張メッセで臨時株主総会を開いた。不正会計問題の再発防止に向けて発足させる新体制や企業統治の強化のほか、連結純損益が378億円の赤字に転落した2015年3月期の業績などを説明。問題発覚後、株価が低迷しており、株主は不満を募らせている。

 室町正志会長兼社長は冒頭、会計問題に関し「深くおわび申し上げる」と謝罪した。
 新体制は、暫定的に社長を兼務していた室町氏が社長を続投。職務に専念するため会長は空席とする。問題発覚前に16人だった取締役を11人に減らす。
 これまで社内から選出していた取締役会の議長に資生堂の前田新造相談役が就く。
(共同通信)