【ベルリン共同】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れで、ドイツ紙南ドイツ新聞(電子版)などは29日、VWのエンジン開発部門の技術者が内部調査に対し、2011年に上司に違法性を警告したが取り合ってもらえなかったと証言したと報じた。VW関係者の話としている。
同紙によると、上司は最近までVWの開発担当の取締役を務めていたハインツヤコブ・ノイサー氏。ドイツの検察当局は、不正に関連してVWのウィンターコルン前会長を詐欺容疑で捜査、今後ノイサー氏についても捜査対象にする可能性がある。
ノイサー氏は不正発覚後に解任された幹部の一人。
(共同通信)