【ジュネーブ共同】ダボス会議で知られるスイスの「世界経済フォーラム」(WEF)は30日、各国・地域の競争力を順位にした2015~16年版の報告書を発表、日本は昨年と同じ6位だった。首位は7年連続でスイス。2位はシンガポール、3位は米国で、上位3カ国は昨年と同じだった。
日本はビジネス環境や技術革新の分野で高い競争力を保っているほか、商品市場や金融市場の効率性が改善した。WEFは「日本での市場改革が成果を上げている」としている。
一方、調査項目の一つである「政府債務」では、ランキング調査対象140カ国・地域のうち最下位だった。
全体の順位で、韓国、中国はそれぞれ、昨年と同じ26位と28位だった。
ランキングは各国・地域のビジネス環境や政府の効率性、教育水準などの指標を経営者からの聞き取りや統計から指数化し、算定している。
(共同通信)