文科省が道徳の検定基準告示 「多面的考えに配慮」


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 文部科学省は、小中学校で教科に格上げされる「特別の教科 道徳」の教科書検定基準を30日付で告示した。取り上げる教材について、特定の見方や考え方に偏らず公正に取り扱い、児童生徒の発達段階に応じて、多面的・多角的に考えられるような配慮を求めた。

 教科化は小学校が2018年度、中学校が19年度から。教科書検定は小学校が16年度、中学校が17年度に実施される。
 検定基準では、学習指導要領で示されている生命の尊厳、自然、伝統と文化、先人の伝記、スポーツ、情報化への対応など現代的な課題を、教材として取り上げることと規定。
(共同通信)