サンエー、浦添西海岸に最大級商業施設計画


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 【浦添】浦添市の松本哲治市長は30日、市西洲の米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の海側8・55ヘクタールを埋め立て造成した那覇港浦添ふ頭地区第1ステージに、県内スーパー最大手のサンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)が進出すると発表した。

総賃貸面積7万8150平方メートルの大型商業施設と200室規模のホテル施設を整備する計画で、商業施設は4月に開業したイオンモール沖縄ライカム(北中城村)の7万8千平方メートルを上回り、県内最大級の規模となる。
 大型商業施設は2018年ごろの開業を目指し、その後にホテル施設に着手する2段階整備を想定している。ホテルの運営事業者や形態は今後調整していくとした。サンエーの担当者は「商圏として那覇に近く、空港やクルーズ船からのアクセスも容易だ」と進出理由を説明した。市土地開発公社(理事長・野口広行副市長)が購入事業者を公募していた第1ステージ地区は、埋め立ては既に完了しており、土地の売却価格は約43億300万円。年内に土地売買契約を締結する。