TPP妥結へ「最後」の閣僚会合 米南部で開幕


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 【アトランタ共同】日本などが妥結に向け当面「最後のチャンス」と位置付ける環太平洋連携協定(TPP)交渉閣僚会合が9月30日午後(日本時間10月1日未明)、米南部アトランタで始まった。初日は約1時間の全体会合を挟み、主に2国間の閣僚協議や事務レベルの折衝が行われた。

 日米をはじめ世界総生産(GDP)の約4割を占める12カ国による巨大な自由貿易圏の創設に向け、関税交渉などで大筋合意を目指す。
 ただ、新薬を開発した製薬会社が製造を独占できる保護期間や自動車の関税優遇の条件をめぐって各国の立場の隔たりは大きく、合意に至るかは依然不透明だ。
(共同通信)