地方銀行の肥後銀行(熊本市)と鹿児島銀行(鹿児島市)は1日、経営統合し、持ち株会社「九州フィナンシャルグループ(FG)」を発足した。総資産は3月末の両行単純合計で8兆8205億円と、九州では西日本シティ銀行(福岡市)を抜いて2番目、全国でも10位以内に入る地銀グループとなる。
経営統合に踏み切った背景には、人口減少など地元経済の先細りがある。経営環境が厳しさを増す中、肥後銀、鹿児島銀に触発されて地銀再編が加速する可能性がある。
九州FGの社長には鹿児島銀の上村基宏頭取、会長には肥後銀の甲斐隆博頭取がそれぞれ就任。
(共同通信)