【ベルリン共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題で、経営陣が不正を速やかに公表しなかったため、同国の金融規制当局から情報開示違反に問われる恐れがあるとの懸念がVW社内で広がっている。DPA通信が9月30日伝えた。経営陣がどの段階で不正を把握していたかが焦点となる。
VWは、9月3日に米環境保護局(EPA)に対し違法ソフトウエアを使った排ガス規制逃れを認めたが、EPAが18日に発表するまで自ら情報を公開しなかった。
不正発覚後、VW株はフランクフルト株式市場で下がり続け、9月末時点で発覚前と比べて約40%値下がりした。
(共同通信)