求人倍率1・23倍に改善 8月、失業率は悪化


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 厚生労働省が2日に発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・02ポイント上昇の1・23倍となり、2カ月連続で改善した。1992年1月以来、23年7カ月ぶりの高い水準で、改善傾向が続いた。総務省が同日発表した8月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0・1ポイント上昇の3・4%で、2カ月ぶりに悪化した。

 総務省によると失業率の上昇は、転職を希望する離職者の増加が主な要因。一時的な悪化としており、厚労省も「雇用情勢は着実に改善している」と分析した。
 有効求人倍率は、求職者1人当たりの求人数を示す。
(共同通信)