TPP交渉、最終局面に 医薬品、乳製品が焦点


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 【アトランタ共同】米ジョージア州アトランタで開かれている環太平洋連携協定(TPP)交渉の閣僚会合は1日、大筋合意を目指し日程を2日まで延長することを決め、交渉は最終局面に入った。

 焦点の医薬品データの保護期間と乳製品貿易は依然難航しており、集中的に協議する。日米の協議では、日本のコメ輸入の扱いが大詰めを迎えた。参加12カ国はそれぞれの思惑が異なり、交渉は合意に達するのか、見送られるのか予断を許さない状況だ。
 甘利明TPP担当相は1日夜、記者団に、閣僚会合延長に関して「(大筋合意の)可能性を信じて努力を続けることになった」と述べた。
(共同通信)