ワタミ、介護事業売却 損保ジャパンに210億円 


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 外食チェーン大手のワタミは2日、介護事業を損保ジャパン日本興亜ホールディングス(HD)に210億円で売却すると発表した。「ブラック企業」批判の影響で業績低迷が続き、戦略的に進めてきた事業多角化の転換に追い込まれた。

 損保ジャパン日本興亜HDは12月1日付で買収する。保険事業以外の収益力強化を掲げており、介護事業は少子高齢化で成長が見込めると判断した。専門部署を設置して本格参入する。
 ワタミは膨らんだ負債を圧縮し、居酒屋「和民」を中心に創業時から続く飲食分野に経営資源を集中する。
(共同通信)