VW不正、仏検察も捜査開始 スイスは新車販売禁止


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 【ロンドン、ジュネーブ共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題で、フランスの検察当局は2日、刑事事件としての立件を視野に予備的捜査を始めたと明らかにした。ロイター通信が伝えた。スイスは対象となったVWの一部ディーゼル車販売を5日から事実上禁止する。VW地盤の欧州各国で当局による不正問題の追及が本格化した。

 フランスでの容疑は詐欺とみられるが、捜査対象は不明。消費者保護の規定違反として最大5年の懲役と60万ユーロ(約8千万円)の罰金が科される可能性があるという。同国内では不正の疑いがある自動車が100万台近く販売されている。
(共同通信)