【ニューヨーク共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が排ガス規制を不正に逃れていた問題で、不正発覚の契機となった米大学によるVW車の排ガス測定に堀場製作所(京都市)の計測装置が使われていたことが2日分かった。米通信社ブルームバーグが報じた。
堀場が手掛ける小型計測装置は自動車の荷室に載せられ、実際の運転時の排ガスを測定できる。その利便性が不正を暴くのに一役買った格好だ。VWの不正を受け規制当局が排ガス検査を厳格化する動きがある中、需要が伸びる公算が大きい。
不正発覚後、東京証券取引所の堀場製作所株は大幅に上昇した。
(共同通信)