TPP、乳製品決着へ大きく前進 最難関の薬、依然隔たり


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TPP交渉の閣僚会合に臨む甘利TPP相(右から2人目)ら各国閣僚=2日、米アトランタ(共同)

 
 【アトランタ共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉は2日、日本など複数国の利害が絡んで難航していた乳製品関税をめぐり決着に向け大きく前進した。甘利明TPP担当相が明らかにした。残る米国とニュージーランドの対立解消を急ぐ。最難関の医薬品データの保護期間では隔たりが残り、歩み寄りを模索した。交渉は最終盤を迎え、ぎりぎりの攻防が続いた。

 参加12カ国は2日夜(日本時間3日午前)、米ジョージア州アトランタで行っている閣僚会合の3日目の全体会合を約20分間開いた。事務レベルでの協議を3日にかけて徹夜で続ける方針だ。
(共同通信)