ラオスの伝統的な織物を展示する「ラオ・テキスタイル展」(アジア・テキスタイル文化研究所主催、琉球新報社共催)が2日、那覇市天久の琉球新報社1階ギャラリーで始まった。12日まで。入場無料。
織物のほか糸巻きなどの道具、ラオスの暮らしを紹介した資料を展示している。2日は開会式と専門家によるパネル討議があった。
討議で井谷善惠東京芸術大学特任教授はラオスの織物を「母から娘へ伝えられ、丁寧な模様が生まれた。近年は合成染料が使われることもあるが、伝統が次世代にも伝わることを願う」と紹介した。
開館は午前11時~午後5時。10日午後2時から井谷氏の講演がある。問い合わせは琉球新報社読者事業局(電話)098(865)5253。