県高校定通制体験発表 上間さん最優秀


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
生活体験発表大会に出場した弁士の生徒ら=3日午後、宜野湾市民会館大ホール

 第57回県高校定時制通信制生徒生活体験発表大会(県高校定時制通信制教育振興会など主催)が3日、宜野湾市民会館で開かれ、「新しい自分-三十年ぶりの高校生活」と題して発表した宜野湾高通信制3年の上間斉さん(48)が最優秀賞に選ばれた。11月22日に東京都である全国大会に派遣される。

 会社経営の上間さんは小学6年の息子好士郎君との父子家庭で奮闘する中、10代に挫折した高校生活を再び経験し「物事をいろいろな視点から見られるようになった」と紹介。親類に父の通学理由を聞かれた息子が「学びたい気持ちがあれば何歳からでも学べるんだ」と話していたことに、胸が熱くなったと語った。その他の入賞者は次の通り。(敬称略)
▽優秀賞=玉城沙弥(中部農2年)、沢岻智美(泊通信2年)
▽優良賞=本若いずみ(八重山商工4年)、玉城拳吾(那覇工2年)
▽奨励賞=西島本有史(那覇商3年)、平良彩華(泊夜間4年)、宜寿次和樹(北部農4年)、大城英里(泊午前2年)、石原妃奈乃(コザ3年)