VW、経営陣の組織的関与強まる 内部調査、独紙報道


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 【ベルリン共同=桜山崇】ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ日曜版(電子版)は3日、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題について、経営陣が関与し「組織的に顧客と当局を欺いていた」との疑いが強まっていると報じた。VWの内部調査の結果としている。

 調査結果は7日に開かれるVW監査役会で取り上げられる見通し。ドイツ検察当局は詐欺容疑でVW幹部らを捜査しており、経営陣が不正に直接的な役割を果たしたのかどうか、事態の全容解明が進展しそうだ。
 監査役会関係者は同紙に「少数の犯罪的な者の仕業とするだけでは、持ちこたえられない話だ」と述べた。
(共同通信)